経口胃内視鏡(胃カメラ)

内視鏡

経口胃内視鏡(胃カメラ)は、胃がんや潰瘍が疑われたときに行う精密検査です。具体的には、口から内視鏡を入れて食道、胃、十二指腸の一部を直接観察し、がんやポリープ、炎症などを確かめます。バリウムを飲む検査に比べて直接観察出来ることから微細な病変の発見に優れています。

経口胃内視鏡(胃カメラ)で発見できる病気

◇胃カメラで発見できる病気

検査部位 発見できる病気
食道 逆流性食道炎、食道炎、食道癌、食道静脈瘤、ポリープ
胃癌、胃炎、胃潰瘍、ポリープ
十二指腸 十二指腸癌、十二指腸潰瘍、ポリープ

経口胃内視鏡(胃カメラ)検査の流れ

【検査まで】

  1. 検査前日の夜9時以降絶食となります。当日朝は食事を摂らないで下さい。水に限り水分摂取はかまいません(お茶、コーヒー、牛乳、ヨーグルトは禁止です)。検査1時間前からは水分摂取も禁止になります。

  2. 検査前日の夜9時以降絶食となります。当日朝の心臓や血圧の内服薬は通常通り内服していただきます。当日朝の糖尿病の薬やインスリン注射は低血糖になりますので中止して下さい。

  3. 検査前日の夜9時以降絶食となります。現在内服している薬を確認するために薬手帳や内服薬一覧表もしくは薬自体を当日持参するようお願いいたします。

【検査の実際】

  1. 検査10分前に喉の麻酔をスプレーで行います。少しずつ喉の感覚がなくなってきます。

  2. 内視鏡は口から挿入しますが、普段食べ物が通る道を内視鏡は入っていくので呼吸は普通にできます。リラックスするためにも、検査中は鼻から吸って、口から吐く深呼吸をくりかえします。

  3. 検査時間の目安は約5~10分です。

  4. 検査中に口の中に溜まってくる唾液は、飲み込まずに垂れ流してください。

  5. 検査中に異常が疑われる場合は、色素の散布や、良性・悪性の診断を目的に粘膜組織の一部を採取(生検)する精密検査を行うことがあります。

【検査後】

  1. のどの麻酔がとれるのに30分程度かかります。

  2. 飲食は、のどの麻酔がとれ、飲み込む反射(嚥下反射)が正常に戻るまで(約1時間)お待ち下さい。

  3. 検査後、のどの奥が多少ひりひりしたり、胃内に空気が残り多少お腹が張ったりすることもありますが、これらの不快感は時間が経てばなくなりますのでご安心ください。

鎮静剤の使用について

当クリニックでは、内視鏡検査を行う際に、極度の強い不安がある方に鎮静剤を使用する場合がございます。鎮静剤は、検査の際に緊張を和らげ、検査を楽に受けて頂くために使用し、少し眠くなった状態で検査を行います。鎮静剤を使用した場合は、十分に休んで(約1時間)から帰宅して頂いています。しかし、その後も眠気が残り、判断力が低下する事がありますので、当日、車やバイクを自分で運転して帰宅することはできません。来院時は公共交通機関をご利用下さい。

経口胃内視鏡(胃カメラ)検査ができない場合

次の場合、内視鏡検査を受けられないことがございます。

  • 薬物アレルギーがある
  • 家族の中にアレルギーによりショックになった方がいる
  • 重度の心臓病や肺の持病を持っている
  • 検査当日、体調不良の状態

経口胃内視鏡(胃カメラ)のQ&A

Q:内視鏡をちゃんと飲み込めるか心配です。

A:無理に飲みこまなくても、力を入れなければ、自然に内視鏡は入っていきますので心配ありません。緊張せずにリラックスして検査を受けることが大切です。

Q:鎮静剤は使った方がいいですか。

A:鎮静剤を使用すると、眠った状態で検査ができるため、知らないうちに検査が終了します。しかし、鎮静剤の使用は体に負担がかかりますので、できるだけ使用しない方がいいです。現在、鎮静剤を使用しなくても、経鼻内視鏡であればあまり苦痛なく受けれますのでご相談ください。

Q:自覚症状が特にない場合でも、検査を受ける必要があるのでしょうか?

A:胃癌等初期症状がない場合の病気もあります。そのような病気を早期発見するためには定期的に検査を受ける必要があるでしょう。

Q:内視鏡検査を受けるメリットとは何ですか。

A:胃癌の5年生存率は、症状が出てから病院を受診した場合は60〜70%ですが、検診を受け、治療した場合は80%以上です。胃癌は早期発見で十分治癒可能な疾患です。

Q:内視鏡検診を受ける頻度はどれ程でしょうか。

A:年齢や過去の疾患等にもよりますが、定期検診ということであれば1~2年間隔で内視鏡検査を受診されるといいでしょう。

経口胃内視鏡(胃カメラ)検査予約

  1. 1. 保険診療の場合

    まず、診察を受けていただき、病状によって、必要があればその場で患者様とご相談し、検査予約をしていただきます。

  2. 2. 健診・人間ドックの場合

    電話対応のみで受け付けております。検査予約後、説明書、同意書を郵送いたしますので、同意書に必要事項記入のうえ、検査当日持参してください。