禁煙外来

内科

タバコの害と無駄

   タバコには60種類もの発癌物質が入っています。そのタバコを毎日20本も吸っていたら、癌になる可能性は高くなってしまいます。癌だけではなく、肺が壊れて呼吸がうまくできなくなったり、心筋梗塞になったりと、体をボロボロにしてしまいます。
   一方、喫煙者からすると、タバコを吸ったときの快感がいいと言います。しかし、その快感は、非喫煙者にはない快感を得たのではなく、イライラ等のニコチン中毒(依存症)になった状態から、タバコを吸うことにより、一時的に脱出しただけなのです。つまり、タバコによって得る快感は、プラスなのではなく、マイナスになったものを、一時的にゼロに戻しているというまやかしの快感なのです。そのタバコというまやかしの快感に、年間約15万円(1日1箱吸う場合)を無駄に費やしていることになるのです。さらに、病気になることにより、さらなる医療費がのしかかってくるのです。そう考えると、タバコというものがいかに無駄なことかがわかると思います。

ニコチン依存症

 これが、自分の意志で禁煙できない原因です。

以下の事に、5個以上心当たりがある方は治療が必要です。

  1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがある。

  2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがある。

  3. 禁煙した時や本数を減らそうとした時に、タバコが吸いたくてたまらなくなることがある。

  4. 禁煙した時や本数を減らした時に、次のどれかの症状がある(イライラ・眠気・神経質・胃のむかつき・落ち着かない・脈が遅い・集中しにくい ・手のふるえ・ゆううつ・食欲または体重増加・頭痛)。

  5. 上記の症状を消すために、また、たばこを吸い始める

  6. 重い病気にかかった時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがある。

  7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがある。

  8. タバコのために自分に精神的問題が起きていると分かっていても、吸うことがある。

  9. 自分はタバコに依存していると感じることがある。

  10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かある。

禁煙治療の実際

1. 禁煙治療のスケジュール

診察時に呼気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定し、禁煙状況について確認します。(禁煙がうまくいってなくても受診してその後の相談をしてください)

内科

2. 禁煙治療薬

「チャンピックス」というニコチンを含まない薬で、今までのニコチンが含まれていた薬とは違う機序で、ニコチン依存症状の緩和やタバコをおいしくないと感じさせる作用があります。

3.「チャンピックス」の副作用
  • 吐き気 ・頭痛 ・上腹部痛 ・便秘 ・おなかの張り ・普段と違う夢をみる。
  • 不眠 等があります。軽度のものであれば様子を見ながら継続することもありますので、医師にご相談ください。
  • 吐き気 ・頭痛 ・上腹部痛 ・便秘 ・おなかの張り ・普段と違う夢をみる。
4. 禁煙成功率

計5回の禁煙治療をすべて受けた方の78.5%は、治療完了後に少なくとも4週間は禁煙を続けられていました。なお、治療を中断せずに完了した方の方が、禁煙継続率が高くなります。

禁煙治療の費用

   禁煙治療は保険診療で、診察料と薬代合わせて、12週間で20,000円程度です。
1日1箱喫煙する方なら、12週間分のタバコ代(38,000円程度)より保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額のほうが安くなる計算になります。

保健組合等に入会されている方は、補助金制度がありますので、各団体へご確認下さい。