アレルゲン舌下免疫療法

内科

アレルゲン舌下免疫療法の種類

   アレルゲン免疫療法はアレルゲンを少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法であり、スギ花粉症やアレルギー性鼻炎を直し得る唯一の治療法です。

アレルゲンを体内に入れる方法は、

  1.   注射による皮下免疫療法
  2.   舌の下の粘膜から投与する舌下免疫療法

があります。

従来、アレルゲン免疫療法は皮下免疫療法が中心でした。しかし、舌下免疫療法では注射の痛みや頻回な通院の必要がないこと、そして全身におよぶ副作用の発現率が低いこと、更に治療効果成績が高いことから今注目が集まっています。舌下免疫療法で根治する可能性は10~20%程度、軽い症状があったがとても良かったという人が20~30%、効いたと思うという人が20~30%で、全体の約80%の人に有効との報告があります。

舌下免疫療法の保険適応

現在、舌下免疫療法は、

  1.   スギアレルゲンを含むエキス(シダトレン
  2.   ダニアレルゲンを含む錠剤(ミティキュア

が使用可能となっています。

   そして、これらを舌下投与し体内に吸収させます。この投与を少量から徐々に増量しながら継続して行うことで症状を軽減させていきます。アレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげ、更には症状を根本から治す可能性のある治療法と考えられています。アレルギー疾患のうち、スギ花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息に対してこの治療法が2014年10月より保険適応にて行われるようになりました。

舌下免疫療法の実際

   舌下免疫療法はご自宅で毎日1日1回舌下投与をご自身で行うため、毎日の通院が不要であり2週間~1か月に1回の通院で良いため継続しやすい治療法です。治療期間は3年よりも4年、5年の方が、治療効果がより高く、長く維持される傾向があり、5年間継続すると平均8年間効果が維持されるという報告があります。治療終了後に症状が再燃した場合は、再燃後に1年間舌下免疫療法を追加することで、治療効果が再度得られたと報告されています。

そねクリニック丸の内の舌下免疫療法

   アレルゲン舌下免疫療法は、稀ではありますが、アナフィラキシーショックなどの副作用が起こる恐れがありますので、専門医の指示のもと治療を行う必要があります。そねクリニック丸の内では、アレルギー専門医が、アレルゲン舌下免疫療法をおこなっております。
   スギ花粉症シダトレンの治療の場合、花粉飛散期から開始するとアレルゲンとの接触量が増え副作用の発現率が高まることから、花粉飛散期が終了する5-6月ごろから次の飛散前の11月頃までが治療開始期間となります。ダニアレルギーの治療ミティキュアの場合はいつでも開始可能です。

◇診察スケジュール

診察 内容
初回 舌下免疫療法の説明・提案 具体的な治療法説明詳細な問診や血液検査を行い治療の適応か否かを判断
2回目 検査結果説明 治療適応の是非 再度治療方法を確認投薬開始(初回のみ当クリニック内で舌下投与)
3回目以降 体調・副作用の確認、処方

治療期間は最低3年間程度、毎日1回舌下投与を継続する必要があります。
この他にも、適応できないケースもありますので、アレルギー専門医とよくご相談の上、舌下免疫療法をご検討ください。

アレルゲン舌下免疫療法の費用

アレルゲン舌下免疫療法は、保険適応なので、通常の診察料と薬代のみです。
1か月にかかる治療費として、診察料と薬代合わせて、3割負担の方だと、おおよそ2000円~2500円となります。